さかねのスマイルブログ

ポケモンブログです。

2021/05/11 AWS Summit「『forTUNE meets』Amazon Chime SDKの使用例と開発プロセスについて 」

イベントレポではないですが実質イベントレポです。

aws.amazon.com

Twitterを見ていたら我々がコロナ禍でお世話になっている「forTUNE meets」の開発事情が発表されていたので見ました。これを書いている5月15日、まだスライドが公開されていないので早く公開してください
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mirage²『完っ全にはじまっテレハイタッチ会』の画像もスライドに載っていたのでテンションアゲアゲでした。スクショし忘れたので早く公開してください(2回目)

2021/01時点でforTUNE meetsに関する記事が公開されていましたがこの記事はAWSの公演終わった後から見ました。
cocotame.jp

cocotame.jp


現時点でスライドとアーカイブが公開されていないのでリアルタイムで聴講した記憶やネットの感想、拾い画像をもとに書いています。また、筆者はAWSについて素人同然です。

・開発期間について
通常のアプリであれば、①企画②要件定義③設計、実装④ベータテスト⑤審査、評価⑥リリースという手順を踏むのですが、(参考)forTUNE meetsのアプリ開発ではリリース後も使い勝手や不具合を改善していくという形式だそう。
これについては今までにない形の特典会なため、実際に使ってみないと分からないことが多い点やファンが予期せぬ使い方をする点、その他諸々で運用しながら開発をするという形になるそう。

・システム構成
システム構成図のスクリーンショットを撮っていなかったので何使ってるかは覚えてないですが、EC2,S3,Route53,API Gateway,CloudWatch,Lambda等が使われてるようです(転用)

・映像と音声
映像と音声はAmazon Chimeというサービスを使ってるようです。

Amazon Chime は、単一のアプリケーションを使用して、組織の内外を問わず会議、チャット、業務上の電話を行うことを可能にする通信サービスです。デベロッパーは、Amazon Chime をサポートする同じ通信インフラストラクチャとサービスを使用できます。さらに、Amazon Chime SDK を使って、アプリケーションに音声通話、動画通話、画面共有機能を直接追加できます。

このように、本来は複数人で集まって会議するのを想定して作られているため、forTUNE meetsのようにアイドルとファンが1:1で対話するような使い方は想定してなかったようです。実際こちらが話しかけてから向こう側が反応するまでに0.5秒くらいラグがあったのもそれが影響してるのかも。


実際のところ2021/01のラブパトリーナのイベントの時期はアプリ評価2/5程度だったので不安でした。自分の周りでは相当な通信事故は起こりませんでしたが、アプリの機嫌や電波状況によっては不具合で満足に特典ができないということが起こりそう。

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現状、Amazon Chimeの機能がそのまま音声・映像の質にかかわっているため、現状の機能改善はAWS側のアップデート次第で可能性が低く、こちらからは他のサービスに乗り換えることでしか音声・映像の改善が見込めないことが歯がゆいとのこと。

・イベント中の裏側
運営側からは管理画面で待機列5人まで見えていて、電波状況が悪かったりカメラの向きが正常でない場合等に誘導ができるようにしているそう。
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keyakizaka46ch.jp

今までの購入履歴、同イベントでの購入履歴、何回目かがしっかり表示されるようになっているので初めまして詐欺が使えなくなっています

危険行為をするユーザーを排除したり、警告回数も表示されるようで、悪いことはできません。オンラインゆえの機能ですね。

・余談
日向坂のforTUNE meetsは「オンラインミーグリ」、LiSAのforTUNE meetsは「家庭訪問」、mirage²は「テレハイタッチ会」と表現しており、そこもまた面白いところだなと思いました。

簡潔になりますが終わり。